今週は智慧の天使のカードの週なので智慧について思いつくまま
書いてみる。おそらくこういうカードにいきつく人達というのは
理性とか論理的とか知性とかいう言葉の響きにほだされれてしまう人が
多いだろうということを念頭においておく。
解説書には智慧の天使のカードについてこうも書かれている。
天使の次元:天国の天の天使
天上での役割:人生に智慧をもたらす
地上でのギフト:神の智慧を受け取りやすくなる。
人生に智慧を発見すること、すべての体験に智慧を探し
求められるよう助ける。
たとえ私と同じように天使という存在を物語の中で美しく昇華している人なら
このカードは不思議な意味をなすことだろうと思われる。私もあなたのように
智慧の存在は認めていて、欲していて、それこそあるかぎり得たいと思える
事に天使という、有限の世界観では立証できないであろうことに、
理性では追い切れない存在に智慧を具現化させているということに、かすかな
とまどいとそして、これこそが理性と霊性との境目の存在なのだろうかと
思い直す気持ちもどこかにあるのではないだろうか。智慧という存在を
天使に例えてみたと考えだしたら、もしかしたら智慧というもの自体が身体にも
飲み込めるようになるのではないか、そうは思えないだろうか。
一見天使のようなふわふわした存在でありながら、なにか大事なものを
つなぎ合わせるために蝶番にも似ている。そんな気すらしてくる。
智慧は一旦飲み込めば忘れない限り逃げないだろうが、天使は機嫌を損ねると
すぐに去って行ってしまいそうだ。そんな異次元の世界が同時に存在している
このカードにはもっともっと意義深い世界が隠れていそうだ。