遅ればせながら文学フリマ大阪の感想です

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  • 新刊を
  • 持っていければ
  • すべて御の字

 

 

さる9月20日の日曜日、前回参加予定だった8月のコミティア東京

体調不良で欠席してからの久しぶりのイベント参加。しかも

地元大阪での開催ということで非常に楽しみにしておりました。

文学フリマ大阪自体は二度目の参加ということで、私も

少し慣れた感じで参加することができました。今回参加してみて

改めて感じた事をまとめていきたいと思います。

 

 

 ちょうどいい大きさのスペースだった

 

私はイベントに参加したならできるだけ全サークルさんの

スペースをのぞきたいタイプの人間なので、あのサークル数は

ちょうどいいですね。コミケとかになるとサークル数が多すぎて

さすがに全部まわりきれないので見まわる目星はつけてまわりますが、

文学フリマは全部のサークルをゆっくり見渡せて吟味できるので

参加しがいがあります。「あ、こんなスペースのレイアウトして

るんだ」とか「(カタログにのってない)こんな本置いてある」

とか思いながら歩いていけるので歩く派の私にはありがたい

仕様になってました。この世には突発本(カタログに紹介されない

当日ギリギリに出来上がった本)という存在がありますからね。買う側

も気が抜けません(笑)MAXで関西コミティア クラスのサークル数

なのですが、普段一人で参加してるので駆け足で見なきゃいけない

所がちょっとツラいんですよね~。でも楽しいからいいけど。

 

 

 紙のカタログ派の私

 

文学フリマも電子版のカタログに力を入れているのでイベント

直前になっても販売する本の情報を更新ができるのがすごく

ありがたいです。それにサークルに「気になる」とブクマ

入れる事ができるので、ここの数があるとやる気がでます。

(入れてくださってる方々ありがとうございます!)しかし

私自身は紙のカタログ派でして(笑)イベント当日になって

どんなサークルさんがいて、どんな本を出しているのかを

見定める方が好きなので電子版で確かめることはしてない

んです。これはもう昔からの癖ですね。それに直前まで

本づくりをしてるので電子版で確かめる時間もないという

割と現実的な問題もあります。なので紙のカタログで

出る紹介文とかしっかり書かないといけないなぁと

毎回思うんですが、気の利いた言葉が見事に出てきません。

もっと修行せねばと思う所ですね。

 

 

 小説本が買いづらかった

(私だけかもしれないが)

 

これが今回参加して一番悔いが残るところでしたね。

久しぶりのイベント参加ということで物語に飢えて

いた私は小説を買いたい欲がいつもより増していた

わけです。しかし見渡せど「これだっ!」と思える本に

出会うことが今回は出来ませんでした。物語が読みた

かったので、表紙買いはしないな純粋に中身で買いたい

と思っていたわけです。しかしなかなか購入にいたるような

本に出会うことができませんでした。みんな素敵な

スペースレイアウトで本を並べていたのですが、今回なぜか

本の中身を紹介してくれるスペースを作ってくれてる

サークルさんが少なかったような気がします。

評論や特化したテーマを持ったサークルさんなら

何をどう扱っているのか一目瞭然なので分かりやすいの

ですが、小説は漫画と違って自分に合うか分かるのに

時間がかかります。できたらあらすじは欲しいなぁと

感じてしまうわけです。でもたくさん本の種類を出している

サークルさんは難しいんだろうなぁと思います。ここは

小説メインにされてるサークルさんのジレンマなのかも

しれませんね。

 

 

隣がエラく売れている。あなたならどうする?

 

 二次創作にありがちなモーゼ状態(両隣のサークルが列を作るほど

売れていて自分のサークルはさっぱりな状態)はさすがに文章系一次創作には

あまりないと思うのですけど、片方のサークルさんがエラく売れている

そんな状態はあります。そんな時あなたはどうしますか?私はそういう

時は心の中で「すごいな~。どんな活動したらあそこまでいくんだろ?」

と澄ました顔で思いながら家に帰ってそのサークルさんをネットで

調べます(笑)見るとやっぱり理由がちゃんとあるんですよね~。

「そうかこんな特殊なテーマを扱ってるからコアなファンがついて

るんだ」とか「こういった活動内容だからちゃんとついていく人たちが

いるんだな」と分かるわけです。売れてるサークルさん達はきちんと

やるべきことをやっている、毎回理解するんですけどなかなか自らに

は生かせない私(苦笑)イベントぎりぎりまで本作ってるからそちら

まで頭がまわらないんですよね。ほんとこの点は深く反省しなくては

ならないところです。

 

 

来年も開催。また参加してみたい

 

イベント開催中に次回の開催決定をお知らせがありました。次回は

2016年9月18日(日)開催だそうです。まだまだ一年先の話ですが

貴重な地元での文章系イベントです。予定が入らなければまた参加

してみたいです。9月ってちょうどいいんですよね、コミティア東京と

関西コミティアの間に参加できて。本当に文学フリマ大阪が開催されて

よかったなぁと心から思っています。もし、少しでも文学フリマに

自分の「文章」の作品を目の前の人に見てもらいたい、購入して

もらいたいと思っているのならぜひ参加されてみることをおすすめ

します。私も新刊出す度に今度こそ受け入れられないんじゃないかと

思いながら作ってます。でもけっこ~奇特な方がいるもので(笑)

ありがたいことに購入していただけたりするんです。あとは

自分に課せるハードルの高さの調節をどうするかによるんでしょうね。

私は割と低い方だと思うんですけど一回のイベント参加で10冊作って

一冊でも購入されたら御の字と思う人と、10冊作って10冊全部を一回で

売れなくて落ち込む人と価値観はいろいろですからね。そのあたりは

個々で調整かけていくしかないと思います。意外なものがウケたり

するんで一度試してみる気持ちで参加してみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

 

 ・サークルスペース数は全部ゆっくり見ても時間に余裕が

  感じられるほどの数だった。

 ・小説本買いたかったなぁ。でも他にいい本買えたから御の字。

 ・売れてるサークルさんとのかかわり方は人それぞれ

 ・今回はてなさんのブースがなかったように思えたけど

  気のせいではありませんよね?(カタログには広告入れてました

  けど)

 

 

こんな感じですかね。今度の文学フリマは11月に東京で開催される

のに参加する予定です。次々といろんな地で文学フリマが開催決定されて

ますよね。嬉しいかぎりです。私のツイッターのTL上で京都でやって

欲しいって出ていたのですけど賛成です(笑)京都、いいですよね。

実現したら参加するのになぁ~と思いつつこれでレポートを終わらせて

いただきます。ありがとうございました。

 

翠 あんず